とある建築学生のブログ

服と靴と建築と

ファッション(=流行)とスタイル(=型) 建築との関連性

人と動物の大きな違いとして衣服を着るという行為があります

 

例えば街を歩いていても、裸のまま歩いている人は誰1人としていません

つまり服や靴とは言い換えれば、身体の一部であるとも考えられます

 

先日、FORZA STYLEの干場義雅さんがファッションとスタイルの違いについて仰っていて、面白いと思ったので書き記しておきます

 

 

ファッションとは流行であり、流れるもの

スタイルとは型であり、流されないもの

 

 

つまりファッションは流動的であるのに対し、スタイルとは不動であるということです

 

 

ここで建築の話をすると

建築家の前田紀貞さんのブログで語られていた

‘建築を志す人たちが知っておくべき「建築」の原理’

という記事を是非読んで貰いたいと思うのですが、

私は現代の建築はインフォーマリティ(informality)ではないかと考えています

(実は大学の課題で扱った内容ですが)

 

これはつまり矛盾であり重ね合わせです

AでありBであるというような状況のことを指します

 

例えば

都市であり、家である

家であり、都市である

といった状況

 

ここで、ファッションとスタイルの違いについて話を戻すと

 

 

ある流れの中で確立されていくもの

例えば軍服(ミリタリー)であったり、

英国のトラディショナルな服装であったり、

これらは‘スタイル’として確立していると言えます

 

今のパリコレクションなどを見ていると、例えば軍服を引用したり何かと何かの掛け合わせ(=informality )であるように思います

 

つまり

スタイル=不動=既存

ファッション=流動=インフォーマリティ=新しさ

ではないでしょうか

 

 

それと同時にファッションには全く新しい、何にも起因しない‘新鋭’の部類も存在すると思っています

 

まとめると

新しさ、すなわちファッションとは

①既存の重ね合わせによって生まれるもの

②全く新しいもの

の2つに分けられるような気がしています

 

(②について今の自分ではまだ思考しきれていないですが、

これは無から有が発生するようなイメージです)

 

 

 

衣服を身に纏うとき

既存(=スタイル)と新しさ(=ファッション)の両方を考えてみると面白いかもしれません

 

 

関連する本も載せておきます

前田紀貞さんのお話に通ずる本です

是非

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